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よい歳をお迎え下さい

2015年12月31日
一年間お世話になりました。
無事に過ごせたことを感謝しております。

今年は8公演、これまでで一番多く舞台に出演した年でした。

戦後70年にあたり、一月の「父と暮せば」一人語りで幕を開けました。

五月には新宿サニーサイドシアターから急遽お誘い頂き、別役実フェスティバル参加作品の「寝られます」に出演しました。
精密、繊細に、選び抜かれた言葉で積み上げられた別役実氏の世界に足を踏み入れる機会となりました。
幸運でした。感謝しております。

七月から八月は二ヶ月で三公演ありました。
「太平洋食堂」「ニライカナイ」「岸田國士を読む。夏」
「太平洋食堂」は大阪公演、和歌山新宮公演がありました。新宮では多くの方とお近づきになり、その後私の舞台を東京で観て下さいました。感謝のことばもありません。
沖縄を舞台にした「ニライカナイ」では、事務所の沖縄出身の俳優にことばを指導してもらいました。また、この公演は元光GENJIの赤坂晃さんが主演でした。演技はもとより、日常の振る舞いまで頭が下がることばかり、勉強になりました。
「岸田國士を読む。夏」では「風俗時評」という戦後の作品に取り組みました。紙風船などを通してしか知らなかった岸田國士を再考する機会になりました。

十月にはカレルチャペックの「ロボット」。ロボットという言葉の語源になったとして知られる作品。すぐれて現代的作品でした。機会があればまた改めて取り組みたいです。

そして十一月に再び「父と暮せば」一人語りを上演しました。
戦後七十年の今年、是非二回上演しようと年始めから考えていました。なんとか実現できました。
戦後七十一年、七十二年、これからもずっと上演し続け、何があったのかお客様と一緒に思い出し続けたいと、大晦日の今日、改めて感じています。

九月から専門学校の講師が始まりました。
一年生の発声の授業。
みるみる変わっていく、演技する体に変わっていく学生たち。蠢くもの、熱流が全身からどくどくと伝わり出る彼ら。
伝えたいことを体で咀嚼していきます。
舞台に立つのと同じ昂ぶりを感じる時間です。
彼らが活躍できる演劇の場であって欲しいと切に願います。必ずしも経済効果としてではない活躍です。
彼女たちや彼らが真に自分らしく、自分を発揮できる、年になることを祈ります。
大人にできることはそれしかないのではないかと思えてきます。

本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
2016年が皆様にとって明るい年でありますようお祈りしております。


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