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ドアに挟まれた鞄

2013年09月28日
昨日の夜電車で。
ドアが閉まる間際に気づいた女性が慌てて(いや、ゆったり)降りました。
前の駅を2分遅れて出た電車、女性が降りるとすぐにドアが閉まり、かばんの持ち手が挟まりました。かばんは車内。女性はホーム。女性のために外に降りた20歳くらいの男性もホーム。まったく動揺せず。
ドアが開くかなと思った次の瞬間ゆっくり発車。女性はかばんの持ち手を持ったまま走り出します。ホームの男性はさほど慌てずドア脇に非常ボタンらしいものがないか探している様子ですが、ほとんど機械好きの男の子の目。
電車は加速、女性は走る。「危ない。」車内で年配の女性の声が小さく聞こえたところで、スピードについていけなくなったホームの女性は手を放しました。
何事もなかったような車内には、ドアに挟まり宙に浮いたかばん。ここからしばらくは反対側のドアが開き、6つめでようやくかばんを挟んだ側のドアが開きました。駅が近づき、駅員に届けようと思いますが、かばんを持ったら何か疑われるような不安が頭をもたげ、妙に緊張してきました。そのとき後ろの女性が、「このままじゃこのかばん落ちますよね。」「女性ものだから私が届けますね」と声をかけてくださった。この一件で乗客同士初めての会話。ほっとして、その方に後をお願いして電車を降りました。

ゆっくり降りる女性。ホームに降りてあげた若い男性。しまりかけたドアを誰も押さえない。車内の無反応。かばんを預かると申し出て下さった女性。

いろいろ考えさせられる出来事でした。
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