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3日目ーつづき

2010年03月11日
校長室の大きなテーブルを囲んで、緊張の中、リュビーモフ校長から激励のお話をいただく。
その後、ダンスのアントン(アントーノフ)先生の案内で授業で使う教室を見せていただきました。アントン先生は、ボリショイバレエのソリストだったそうです!控え室に貸していただける教室、演技実技を行う客席もそなえた小劇場のような教室(確かオーディトリウムと言っていました)、レーチ(舞台上の話し方)で使うこじんまりした教室、ダンスの教室、舞台上の動きの教室、メイク室。中庭を囲んで回廊のようになっている校舎。自分がどこにいるのか分からなくなります。これから毎日食事をすることになる食堂も。

昼休み。昼食。
シェープキン食堂
シェープキン大学の食堂です。撮影したのは別の日の夕方なのでゆったりした雰囲気。昼は食堂のおばさんたちがにこやかに忙しく働いています。

昼食後、実技を行う17番教室(オーディトリウム)へ移動。学内にこういう教室が6から7室あるそうです。下北沢のの劇・小劇場の1.5倍くらいの広さでしょうか。

客席の最前列に先生方がずらり。一人一人が用意したものを発表します。オーディションみたいです。
レーチのエレーナ先生、舞台上の動きのアーラ先生、実技のシュイスキー先生、同じく実技のアナーソワ先生、ダンスのアントン先生、メイクのナターシャ先生、そしてウラジミール・ミハイロビッチ・ベイリス先生、ベイリスさん。

発表は皆様々です。私は一番最後。「リチャード三世」のモノローグ。歌は「見上げてごらん」を急遽止めて、「郵便御者の歌」にしました。小城先生が私のためにロシアをイメージしてプレゼントしてくださった歌。その場に居た方たちには十分につたえられたなかったですが、小城先生には聞こえたかしら。

14:30から最初の授業。演技実技。テキストは「かもめ」。担当はシュイスキー先生。
まずは身体訓練。身体訓練といっても筋トレではありません。エクササイズくらいに思っていただければ良いと思います。
車座になって、太平洋を臨む浜辺の風景を音で表現します。波の音、風の音、海鳥の鳴き声、汽笛。先生曰く、汽笛の音がいいとのこと。動きを伴うところ、行動のあるところがいいとの指摘。なるほど。
このエクササイズのとき、手元の「桜の園」の台本を床に置いたら、すかさず”нет!”
台本を落としたり、床に置いたりしたら、腰を下ろして台本の上にお尻を載せて台本の上から手でお尻に押さえつけて拾うのですと言われました。お尻を載せるのは日本人には馴染みにくいですが、台本を大切にする気持ちを気付かされました。現代劇の現場でこういうことを言われたのは初めてでした。能の教室で、自分のお稽古の順番が来て慌てて扇子を取りに立ったときに謡本を跨いだら、先生から「桝谷さん、謡本は股がない」と、静かにたしなめられたのを思い出します。戯曲に対する謙虚さと敬意。共通するものを感じました。
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