昨日打ち上げました。
お陰さまで、たくさんのお客様がお集まりくださいました。年の瀬の公演、却ってこの日だからこそお見えになれた方もいらしたのではないかとも想像しています。
今回は、作品と出会い、様々なお客様と出会う公演になりました。本当に様々な方と。高校卒業以来、うん十年ぶりの再会もありました。 私はもっと自分と向き合わなければなりません…。
さあ、これでいよいよ年賀状です!…
元旦に書くのが本来の姿さ、とうそぶいています
ぴんと身がひきしまる心地よい寒さと澄んだ青空の年の瀬、そして新年になりそうです。
今年一年お世話になりました。
皆様、どうぞよい年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。
桝谷裕
顔が…。
あの有名なルパンの写真は全然似ていませんが、
たまたま見かけた、珍しく太宰がカメラ目線の写真。
おや、
大きな目、こけた頬、…、
それだけ。
ちょっとだけ、似ているような気がしました。
「新聞」
遅まきながら、
昭和16年12月8日の新聞縮刷版を見ました。
12月分が一冊になっているのですが、8日以前も爆撃や戦闘の記事が並んでいました。認識不足を恥じました。
8日の夕刊は、もちろん大きく取り上げているのですが、私には思っていたほど際立って見えませんでした。するりと始まった感じ。
8日(月)の朝刊には、前日日曜日に行われた早明ラグビーの記事。結果は早稲田の勝利。
品不足。東京の市民は、烏賊ばかり食卓に並び、夢に見そうな程だったそうで、その他の魚が入荷した記事が朗報として書かれていました。
新聞を眺めるだけでなんとなく、当時の時代の空気が伝わってきました。今まであまりやったことがありませんでした。
現在の新聞が70年後の人にはどう映るのか、ふと考えました。

来週の朗読公演のお知らせです。常識知らずの日程で申し訳ありません。
今年は、太宰治没後70年。 (恥ずかしながら朗読作品を決めてから気づきました。)その年の暮に太宰治の作品を上演します。
太宰治が東京帝国大学に合格した同じ試験の合格者に、「山月記」の作者、中島敦の名前もあったそうです。
どちらも偶然ですが、何かの縁に誘われたのでしょうか。
12月29日(土)~30日(日)
年の瀬朗読二人会2018
【演目】
「山月記」 (作 中島敦)
朗読 佐藤光生
「十二月八日」 (作 太宰治)
「雪の夜の話」 (作 太宰治)
朗読 桝谷裕
「神無月」 (作 宮部みゆき)
朗読 佐藤光生、桝谷裕(二つの場面を分担して読みます。)
【場所】
総合藝術茶房喫茶茶会記(四谷三丁目)
新宿区大京町2-4 1F
http://gekkasha.modalbeats.com/?cid=42174
【出演】
佐藤光生(てるお)、桝谷裕
【木戸】
2,500円(ワンドリンク付)
■この公演はチケットをお出ししておりません。ライブハウスのように、受付でお名前を告げてお上がりください。
【御予約】
①予約フォーム(予約管理システム「シバイエンジン」)を御用意しています。
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=989f534d40
(佐藤光生扱い、又は、桝谷裕扱いの旨、備考欄に入力していただけるとありがたいです。)
※予約フォームは公演当日の午前0時まで入力いただけます。
②公演当日のお申し込みは、per il mondo申込・問合せ専用携帯に御連絡ください。
perilmondo084@ezweb.ne.jp
080-5961-0511
3月に「父と暮せば」一人語りを上演した会場です。「父と暮せば」一人語り上演後にお店のカウンターでくつろいでいた佐藤光生氏からお誘いいただきました。
「山月記」は佐藤光生の重厚な語りにご期待ください。
「十二月八日」、「雪の夜の話」は太宰治の短編です。季節にあった作品をと選びました。
「十二月八日」は開戦直後の昭和17年2月、「雪の夜の話」は終戦の前年、昭和19年5月に発表されました。ひとりごとのように描かれる女の日常から見えるもの。
「神無月」は、佐藤光生と桝谷が掛け合いのように読みます。十月の江戸。夜更けに店のおやじを相手に杯を重ねる岡っ引きと、貧しい長屋で、眠っている幼子に語りかける一人の男の場面が交互に描かれる宮部みゆきの短編です。
お席は、まだまだございます。この日程…、当日でもお時間出来ましたら、是非是非ふらりとお立ち寄りください。
インフルエンザがいよいよ流行の兆し。どうぞみなさまお体大切にお過ごしください。